端末処理講習

2023/04/12 | 大東電気の日常

講師に来ていただき、現場事務所にて端末処理講習を実施していただきました。

この日は朝から快晴でしたが、少し肌寒さの残るなか講習がスタート。

まずは、1時間ほどの座学から始まりです。普段は高圧ケーブル(6,600V)の端末処理(常温収縮)をしていますが、ケーブルの構成など改めて学び直しました。

その後、資材置き場にて実技講習です。前日に足場を組んで端末処理のしやすい環境をつくっておきました。午前中は講師の先生の手本をじっくり見学するところからスタート。今回は33,000Vのケーブル端末処理です。昼食後には、早速実技開始。まずはケーブルの段剥き!!この作業が端末処理の良否を大きく左右します。実際の現場では柱上だったり、架台の上なんてこともありえます。

もし絶縁体に傷がついたり、シールドアースが切れてしまったりと失敗すれば、ケーブルが絶縁破壊を起こしパンクなんてことも・・・。そんな大きなリスクがある段剥きですが、昔は職人さんがナイフ1本で行なっていた様です。

しかし今では便利な道具がいろいろ出ています。職人技を習得していなくても大丈夫!!

段剥きした後は接地金具を取付けて防水処理も施します。そしてレイケム工法の1番の特徴である熱収縮にチャレンジです。収縮チューブの端っこから徐々にかつ360°平均的にプロパンガスで炙ります。この際に熱が足りず収縮不足になったり、逆にチューブが焦げてしまうほど炎を当てすぎると端末処理は失敗になるので、みんな慎重に施工し作成した端末に満足気です。

ケーブル端末処理の実技講習

最後に筆記試験を行なって本日のカリキュラムは全て終了。全員が認定をもらえるかドキドキしながら待ちたいと思います。

筆記試験

今回は33,000Vの端末処理のみでしたが次回は直線接続を受講し、最終目標は66,000Vの端末処理&直線接続の習得を目指しています。これで大東電気も新たな仕事にチャレンジできそうです!

大東電気株式会社

大東電気株式会社

山梨県大月市の電気工事会社です。社会の重要なインフラの一つである鉄道の「電気設備」工事やメン テナンスに携わっております。鉄道運行を支え、お客様に安全で快適な空間を 提供します。変電所は電力会社から高電圧の電 気を受電・変成・変圧し駅設備や電車線路(架 線等)に電気を送電する設備です。

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